経済恐慌について

はじめに

私は金融関係会社で働いています。バブル景気の最後のほうを経験し、謳歌した世代・・・といえば、なんとなく年齢も察しがつくでしょうか!?そんな私が経済に関するサイトをつくってみました。完全に独断と偏見です(笑)金融関係の仕事上、今までの経済や最近の経済については割と知識のあるほうで、さまざまなことを感じています。言ってみれば学生の時分から、今でも、経済大好きなわけです。そんな私の勝手な経済史のまとめ(特に恐慌や景気などについて)や考えに共感してくれる方がいたら嬉しいなあ・・・。そして、さまざまな経済史を紐解くことで、「いつどんな時代でも、浮かれ過ぎてはいけないんだ!!!」となんとなくでも感じていただけたらなあ・・・。そのように考えています。どうぞ最後までお付き合いください!

経済恐慌って?

さてさて、みなさん、「経済恐慌」という言葉を聞いたことありますか!?今までの歴史の中で、経済というのは、だいたい決まったスパン(期間)で好景気・不景気を繰り返してきたんです。好景気から不景気へ、ゆるやか~に、だんだんと移行していけばまだいいですよね。でも好景気のさなかに、前触れもなく、いきなり大きな景気後退が発生する場合があります。その状況を「経済恐慌」というんです。現在の世界にとって「経済」というのは非常に大きなウェイトを占めています。各国では、経済発展・そして経済の良い状況を持続させるために、さまざまな取り組みをおこないながら動いているわけです。

経済恐慌の原因

経済恐慌の原因はその時代によって、様々だと思います。そして経済恐慌の原因というのは、いつの時代でもいろんな考え方や見解があり、様々な有識者の議論の中心となる話題でもあるんです。例えば、今までの歴史のなかでは、株価が大暴落したとき、消費・投資活動の急激な減少、貿易の悪化、などが挙げられています。といっても、なかなか“株の大暴落”だの“消費・投資活動の急激な減少”だの・・・ふだん馴染みのない言葉ばかりですよね。ですので、それらの言葉の意味や内容のご説明をさせていただきたいと思います。

株価大暴落

株価大暴落(かぶかだいぼうらく)というのは、株式市場全体で株価がいきなり急降下することです。株価の暴落というのは、もともとは何らかの経済的な原因によって引き起こされるんですが、その大暴落を受けて経済が、そして私たちひとりひとりがパニックに陥ることで、ますます急降下していくものなんです・・・(^^;)株価の大暴落の際、私たちひとりひとりが冷静に対応すれば、その低下は若干、緩やかなものになると思うのですが、やはり株価の大暴落と言うのは今後の生活の不安感をあおり、経済社会をパニックに陥れるわけで・・・。なかなか冷静ではいられないものです。私だって金融関連会社に勤務しながらも、やはり経済が混乱すると不安感が募りますからね。

消費・投資活動の減少

経済恐慌における“消費・投資活動の減少”というのは、一言で言えば「信用できなくなったので、購入しない」という図式から発生することが非常に多いんです。この“信用”というのは何に対する信用なのか??みなさんわかりますか??これは1つの物事に対する信用ではないんです。なので少し説明しにくいのですけど、人というのは、信用できなくなった市場からは距離を置くんですよね。損をするかもしれない市場にわざわざ近づく人は、普通はいないと思います。様子を見て、信用が回復してきたな、周りの人々がまたその市場に近寄っているな、と確認してから、再びその市場で消費するんです。この結果、信用回復までの間は人々の“市場離れ”が進んで、買って欲しい市場側は、価格を下げ続け、以前と同じ量が消費されても儲からない・・・。そして従業員の給料は下がり、そのため消費が少なくなっていく・・・。こういった負のスパイラルにドップリはまってしまうわけですね(^^;)

貿易の悪化

貿易の悪化の原因は、さまざまなのでザックリと解説していきたいと思います!貿易の悪化も結局は、信用の低下によって消費が減少することや、価格の上昇などによる消費の減少などが原因です。例えば日本がアメリカへ商品を輸出しますよね。でもアメリカでは日本から輸入したその商品の価格が高い、もしくは信用度が低いなどの理由のため、あまり売れないようになってしまいます。こうなると、アメリカでは次からその商品の輸入量を日本と話し合った上で減らすわけです。そうすると日本でその商品を作っている関連会社すべてに、何らかのダメージが出る。何でもそうですけど、売れなければお金になりませんからね~( ̄~ ̄;)『会社の商品が売れない→お金が入ってこない→経営悪化→従業員の給料が減る・従業員のリストラ』こうなるわけであります。給料が減ったり、リストラされた人は、やはり消費が減少しますよね。こうなると、またも“負のスパイラル”になっていくんです・・・。

最近の日本の貿易収支

ちなみに、最近の日本の貿易収支はというと、「14ヶ月連続赤字」だそうです(^^;)これは第二次石油危機のときの貿易赤字記録に並んだということで・・・貿易収支赤字の最長記録なんだそうです(苦笑)なんといっても、いまは東京電力の原発稼動停止に伴って火力発電用の液化天然ガス輸入の高まりが続いていることや、円安が進んで輸入品の価格が全体的に上がっていることが、この状況の大きな原因なのかなと思います。ただ、この状況は永遠に続くわけではありません。どこかで必ず転換期が訪れますので、あまり悲嘆にくれないでください!!

好景気
景気には好景気と不景気があって、この2つが循環して経済が成り立っているんです。ではまず好景気からご説明しましょう。好景気というのは読んで字のごとく「景気が良い状態」のことです。そして経済活動が活発なので、世の中のお金の循環も非常によくなります。景気にはいろんな類があります。のちほど、また詳しくご説明していきます!!
不景気
こちらも読んで字のごとく、経済活動に活気がない・元気がない、経済活動が落ち込むということです。全体的に商売も繁盛しなくなるのですが、不景気でも商売繁盛する企業もあります。というか、不景気だと同業他社よりも利益が上がる企業もある、と言ったほうがいいかもしれませんね。例えば外食産業なんかは、不景気のあおりを受けて、けっこう収益が落ち込みます。夜のみに行くサラリーマンも少なくなるでしょうから、居酒屋系はけっこうダメージだったり、お高めのお店もダメージですよね。だけど、その中でもマクドナルドとか安いハンバーガーショップや、吉野家などの牛丼チェーンは、不況なりに儲かるんですよね。サラリーマンのお昼ご飯の味方ですから。

景気の循環

さて、このように経済恐慌というのはいろんな要因が重なり合って発生する状況だと言うこと、少しお分かりいただけましたか??そして、好景気・不景気の意味もお分かりいただけたと思います。(好景気・不景気は誰でも知ってるか・・・^^;)先ほど説明した経済恐慌というのは、出口が見えないだけであって、出口がないわけではありません!!!必ず光が差す日が来るんです。人生と一緒ですね。『じ~んせい楽ありゃ苦もあるさ~♪』って水戸黄門さまも言っているとおり、『経済も楽ありゃ苦もある』んです。結局、この好景気・不景気は循環してるわけです。これを“景気循環”といいます。

景気循環は2種類

景気循環には、大きく分けて2種類あると言われています。一つ目は“内生的景気循環”、そして二つ目は“外生的景気循環”です。

内生的景気循環
労働場所がない(職がない)、設備が整っていない(=仕事への意欲が消極的になる)、何らかの原因による投資意欲の減退など、内生的な事象によって変化する景気循環。
外生的景気循環
通貨危機、予定外の技術進歩、自然災害などの外性的な事象によって変化する景気循環。

景気循環によって何が起きるのか?

景気循環というのはどんな状況をもたらすのか?またもやザックリとですが、ご説明いたします。

(1)財政収支の変動をもたらす
好景気のときは消費も増えるので、それに伴って税収も増え、政治・自治体などの財政収支も好ましい状態になります。一方で不景気のときは、消費が減るので、それに伴って税収も減り、政治・自治体などの財政収支は悪化していきます。しかしながら、不景気の時は失業者が多くなり、税収で支えている失業手当などが多く必要となり、どんどんと悪化の一路をたどっていくのです。
(2)雇用の変化をもたらす
好景気に向かっている時は、企業は人を増やすので働く場所も多くなりますし、失業者も減ります。一方で、不景気に向かう時は、コスト削減のために企業は人件費を減らす手段としてリストラなどをおこないます。先ほどもお話したとおり、失業者が増えれば、失業者に対する手当ても多くなるわけです。
(3)給料・賃金の変化をもたらす
好景気の場合は、消費も増加するので企業の収益も増え、従業員に対する給料も上がります。ボーナスもきちんと支払われるでしょう。一方で、不景気の場合は、消費が減少するので企業の収益は減り、従業員に十分な給料を払えなくなることもあります。ボーナスが減ったり、出ない場合もあるでしょう。サラリーマンはとくにそのあおりを受けます。